今後3年から5年後程度に向けた中期的な経営計画のこと。単年度の経営計画と比べ、より長いスパンで企業の方向性を示したものです。たとえば3年間の中期経営計画の場合、1年後、2年後、3年後のそれぞれのステップが明示されます。

中期経営計画を策定する上で、不可欠なのが経営理念との整合性です。たとえば経営理念として「顧客第一主義」を掲げているにもかかわらず、自社の利益ばかりを追求した中期経営計画は必ず破綻します。

また企業の内部状況、社会全体の動き、顧客ニーズの変化など、経営環境は日々変化していきますので、最初に作った3年間の中期経営計画も1年後にはその時の経営環境に応じて修正(ローリング)して、改めてその年度から3年間の中期経営計画を策定することが必要です。